任意後見

民法改正 配偶者の居住権を短期的に保護する「配偶者短期居住権」について

「配偶者短期居住権」とは? これまでの相続において、遺産分割の相続分の関係から住宅を売却せざるを得なかったり、住宅を受け取れても生活費としても現金が受け取れなかったり、残された配偶者の生活について問題となることが少なくありませんでした。 このような問題を解消するために、以前に紹介した「配偶者居住権」が創設されました。 今回は、それと併せて創設された「配偶者短期居住権」についてご紹介します。 「配偶 […]

民法改正により創設される「配偶者居住権」について

「配偶者居住権」ってなに? 平成30年7月の国会会議で可決・成立した「配偶者居住権」が注目されております。 「配偶者居住権」とは、住宅の所有者が亡くなって相続が発生した場合、一緒に住んでいた配偶者について、原則としてそのまま無償で住み続けることを認める権利です。 そのような権利を創設しなくても、住宅の所有者が亡くなり相続が発生した場合、一緒に住んでいた配偶者がそのまま住み続けることが普通では?と思 […]

認知症や知的障害・精神障害のある方の権利・財産を守る「成年後見制度」について②(任意後見)

「任意後見制度」とは? 前の記事で紹介した「法定後見制度」は、既に判断能力が低下している場合に利用する制度であるのに対し、「任意後見制度」は、まだ判断能力が十分にある方が、将来に備え、支援をしてもらう人と契約を結んでおき、判断能力が低下したときに任意後見監督人選任の申し立てを行うことにより支援をしてもらう制度です。 本人が十分な判断能力があるうちに 将来、判断能力が不十分な状態になった場合に備え […]