移住・住み替えに使える!定額保証制度を利用した家賃返済型ローンについて

移住・住み替えに使える!定額保証制度を利用した家賃返済型ローンについて

移住・住みかえ支援機構(JTI)の定額保証を利用した家賃返済型ローン

JTIの借上げ家賃を利用した住宅ローンにつきましては、前に住宅金融支援機構のフラット35をご紹介いたしましたが、民間の金融機関でも取り扱っている商品がございますので、本日は、そのご紹介をさせて頂きます。

JTIの協賛社員である金融機関の中で、JTIの借上げ賃料(定額最低保証額)による返済を前提に、将来受け取り家賃合計から、金利相当額を除いた金額の範囲で、借入年齢や収入に関わらず、有利な条件でまとまった資金を借りられる、家賃返済型ローンを提供している金融機関は次のとおりです。

 

  • 常陽銀行・・・常陽リバースモーゲージ「住活スタイル」
  • 埼玉りそな銀行・・・埼玉りそな「ゆとりのセカンドライフローン(自由活用型)」
  • 大正銀行・・・大正ご自宅活用型ローン「ゆったり老後」
  • 北海道銀行・・・①移住・定住促進住宅ローン ②賃貸活用型リフォームローン ③活用型リバースモーゲージローン
  • 第四銀行・・・住まいの架け橋①住み替え住宅ローン ②空き家活用型リフォームローン ③空き家活用型リバースモーゲージ
  • 足利銀行・・・あしぎん住みかえ支援ローン(既存住宅ローン借換コース)
  • 東邦銀行・・・とうほう移住・住みかえお応援ローン

通常のリバースモーゲージとの違い

一般的なリバースモーゲージは、保有している自宅を担保にすることで、年金のように毎月一定の金額を受け取る(借りる)住宅ローンの一種ですが、普通の住宅ローンと違い、家を担保に借り入れを起こすため、借金が増えていくことになります。借りた金額は、死亡時において家を差し出すことで完済するわけですが、一定の担保評価が見込める、限られた地域でしか利用できません。

また、相続人との関係で、自宅を子供・孫世代に残すことができないデメリットがあるため、安易に申し込みができませんでした。リバースモーゲージを利用できるような物件は、評価価値も高い場所であるケースが多く、売却してしまった方が良い、または売りたくない場所であったりします。

これに対し、JTIの家賃返済型ローンは、利用しなくなった空き家を貸し出し、家賃を担保に融資を受ける仕組みであるため、自宅を手放す必要がありません。

申込までの流れ

ステップ1

  1. 各金融機関で融資相談を受ける
  2. JTIへ会員登録(金融機関より、会員登録と一緒に定額保証設定希望と分かるように通知をもらう)
  3. JTI担当者より制度説明を受ける
  4. 協賛事業者にて、物件の調査・査定(マイホーム借上げ制度の説明を受ける)
  5. 査定依頼(借上げ物件の予備査定)
  6. 予備査定書の提出(金融機関がJTIに予備査定書提出)
  7. 金融機関にてローン事前審査
  8. 金融機関よりJTIへ事前審査結果を通知

ステップ2

制度利用希望者は、JTIの協賛事業者を通じてJTIへ下記の書類と費用を振り込み。

  1. マイホーム借り上げ制度利用申込書提出
  2. 制度利用申し込み事務手数料18,360円(税込)を支払う
  3. 建物診断(耐震・劣化)申請書提出
  4. 建物診断費用48,600円(税込)を支払う

 

上記のように、民間の金融機関でも、JTIのマイホーム借上げ制度を利用して住みかえ資金等につかえるところが増えてきております。

移住、住み替え、転勤等で、マイホームの有効活用を考えている方は、上記金融機関のホームページ等で詳細をご確認ください。

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